こんにちは。とむ( @tomnblog )です。
今回は、こんな疑問に答えます。
- 「リップルって何なんですか」
- 「送金はやいって聞いたけどなんで?」
- 「何して訴えられてるの?」
リップル(XRP)はイーサリアム等と異なり、中央集権的な運営がされている仮想通貨です。
中心に管理者が居ることで海外送金がとても速くできる反面、会社として運営されているので経営状況に応じて価格が変動するという面も併せ持っています。
また2022年6月現在、リップルは証券取引委員会SECに訴えられています。
何して訴えられているの…?
そんなリップル(XRP)の通貨としての概要や仕組み、運営するリップル社の概要と米国における裁判について、解説していきます。
>> 仮想通貨がオワコンと言われるのはなぜ?【暴落してると思った人へ】
筆者について
- 仮想通貨投資1年半(積立1年)
- 積み立てた通貨の一部を使用してNFTを購入(30体超えました)
- 4月より運用報告を開始、ガチホ継続中(ビットコイン/リップル)
本記事の内容
リップルとは?初心者向けに解説
リップルとは、2022年3月時点で、時価総額第6位の仮想通貨です。
イーサリアムが非中央集権型(管理者がいない)という特徴をもつのに対し、リップルには明確な管理者が存在します。
それがリップル社(Ripple Labs Inc.)です。
リップル社は民間企業です。
リップル(XRP)は、リップル社が開発した国際送金プラットフォーム「RippleNet」で使用されている暗号資産(仮想通貨)です。
リップルの特徴
その大きな特徴は「異なる国の法定通貨同士のやりとりを円滑化できる」ことです。
トランザクション(処理)にかかる時間がビットコインに比べて短く、ビットコインでおよそ10分程度かかる送金をたった数秒で行うことが出来ます。
なぜ送金が速いの?
取引の速さはコンセンサスアルゴリズムと呼ばれる取引を記録するための仕組みが異なることに起因します。
リップルはXRP LCP(XRP Ledger Consensus Protocol)というアルゴリズムを採用しています。
これに対してビットコインではPoW(Proof of Work)というブロックチェーン全体で検証を行っています。
XRP LCPではリップル社が銀行などの企業を公式のバリデーター(Validator)として認め、そのバリデーターが取引を検証し記録します。
結果が決定するまでの時間が短いため、迅速な送金が行えます。
稀にPoC(Proof of Consensus)という単語を見かけますが、PoWもPoSにもConsensusと呼べる処理があります。
リップルのコンセンサスアルゴリズムを指す場合はXRP LCPが正しいです。
PoCはProof of Concept(概念検証)を指すことが多いので使い分けましょう!
発行上限は?
発行上限は1000億XRPです。
すでにすべて発行済みで、ビットコインのようにマイニングされて新規生成されるようなことはありません。
大部分はリップルが所有しているので、価格変動はチェックする必要があります。
リップル社はなぜ訴えられているの?
リップル社の本社は、アメリカにあります。2012年に前身であるOpenCoin Inc.が設立し、設立当初からリップルを取り扱っています。
翌2013年に現在の社名であるRipple Labs Inc.に社名変更しています。
何して訴えられているの…?
リップル社はなぜ訴えられているの?
リップル社は現在アメリカの証券取引委員会SECに「証券を未登録で販売した」として提訴されています。
他の暗号資産と比べて中央集権制で運営されていることが主な要因です。
この問題により「リップルはオワコン」と言われています。裁判で負ければその価値は大きく下がると予想されます。
この訴えに対しリップル社はもちろん反発しています。
この裁判の結果で価格が大きく変動することは間違いないでしょう。
2022年には判決が出るのではないかと言われています。
国際送金のスタンダードになる可能性も
イングランド銀行やタイ銀行を始めとした世界各国の大手銀行が、すでにリップルと提携しています。
日本ではSBIホールディングス、三菱UFJフィナンシャルグループなどの身近な銀行も提携しています。
国際送金の地盤はすでに整備されつつあり、リップルが裁判に勝てば国際送金のスタンダードになる可能性があります。
まだオワコンと断言するには時期尚早と考えます。
今後の動向
裁判の結果に注目
上記のようにリップル社とSECの裁判の結果は価格に大きく影響を与えることが予想されるため、裁判の結果は注目していきたいところです。
もしリップル社の主張が認められれば価格の上昇が期待できます。
私はリップルの価値が大きく下がることはないとみており、定期的リップルを購入しています。
リップル社の上場
裁判の結果次第ではありますが、リップルCEOのブラッド・ガーリングハウスは「SECとの訴訟を解決すれば、いつでもIPOを通じて会社を公開できる」と発言しています。
この発言はリップル社の上場を意味していると言われています。
他にも強気な発言が多く、Twitterなどで情報を追っていく必要がありそうです。
リップルCEO、SECの提訴について連続ツイート | coindesk JAPAN | コインデスク・ジャパン
まとめ
リップル(XRP)の通貨としての概要や仕組み、運営するリップル社の概要と米国における裁判について、解説しました。
裁判に勝ち、さらに上場となれば投資家から見てもかなりの好材料になりますね。
一部では今後10万円を超すとまで言われている大注目の通貨です。
少しずつでも保有していって、上昇の波にのっていきたいですね。
では良きクリプトライフを。